デジタル化が進んでいる結果、企業の業務をソフトウェアなどにより自動化することが一般な傾向となっています。しかし、日本国内の人材不足問題の深刻化に従って、人件費が高騰し、優秀な専門人材を確保しにくくなっています。また、専門性が高いソフトウェアは自社のチームに開発してもらっても品質があまり高くないし、大幅なコストがかかりますので、ITチームを雇用し、自社でソフトウェアを開発することは効果の面であまり高く評価されていません。

 その対策として、ニアショア開発とオフショア開発といったアウトソーシング(外部委託)の手法は注目を浴びています。本記事ではDevSamuraiベトナムはその二つの手法のメリットとデメリットを比較し、ご紹介いたします。

1. ニアショア開発

ニアショア開発とは?

 ニアショア開発はアウトソーシングの一種であり、ソフトウェアや情報システムの一部または全部を国内のベンダーに委託することを指します。ニアショア開発の目的はコスト削減と専門的な知識を持っている人材の確保です。

ニアショア開発のメリット

⁂ 言語や慣例の壁がほとんどない

 ニアショア開発の場合、日本人同士のコミュニケーションなので、ほとんど情報を伝える間にズレがなく、細かいニュアンスまで相談ができます。また、慣例も時間も同じであるため、考え方や働き方にも差異があまりありません。

⁂ コスト削減

 アウトソーシングの一種であり、ニアショア開発もコスト削減というメリットがあります。ニアショア開発は短期で優秀な人材を雇用したり、専門的な知識を持っている人材や組織に開発してもらうため、人件費に関するコストや時間が削減できるし、ソフトウェアの機能も自社での開発の製品より優れるかもしれません。

 ニアショア開発かオフショア開発か問わず、コストがエンジニアの単価に左右されます。ニアショア開発でもエンジニアの単価は地域ごとに差異があります。具体的なコストは以下のテーブルをご参照ください。

           都道府県                                東京比較単価係数                  
1 東京都 1.00
2 神奈川県 1.00
3 千葉県 0.97
4 埼玉県 0.96
5 愛知県 0.94
6 静岡県 0.92
7 茨城県 0.92
8 福岡県 0.89
9 大阪府 0.88
10 兵庫県 0.87
11 京都府 0.87
12 滋賀県 0.86
13 三重県 0.84
14 群馬県 0.83
15 岡山県 0.83
16 広島県 0.82
17 栃木県 0.82
18 岐阜県 0.82
19 奈良県 0.82
20 長野県 0.81
21 富山県 0.80
22 和歌山県 0.80
23 山梨県 0.80
24 宮城県 0.79
25 北海道 0.78
26 石川県 0.78
27 福井県 0.78
28 新潟県 0.76
29 愛媛県 0.75
30 鹿児島県 0.75
31 熊本県 0.75
32 福島県 0.74
33 徳島県 0.74
34 香川県 0.74
35 山口県 0.74
36 島根県 0.73
37 大分県 0.73
38 高知県 0.72
39 島取県 0.72
40 沖縄県 0.71
41 佐賀県 0.70
42 宮崎県 0.70
43 長崎県 0.68
44 岩手県 0.68
45 秋田県 0.68
46 山形県 0.65
47 青森県 0.65
_ 全国平均 0.80
出典:東京都と各都道府県の単価比較(ニアショア機構、都道府県別目安単価情報)

ニアショアのデメリット

⁂大幅なコスト削減は期待できない

 以上の東京と各都道府県の単価比較テーブルを見た通り、各地域の単価は特に差異があまりないです。同じな国であるため、エンジニアの単価はほぼ等しいです。ですから、大幅なコストを削減するではなく、都内で優秀なエンジニアを雇うよりは安いという感覚程度にしておいたほうがいいと思います。

⁂ IT人材が確保できない場合がある

 日本国内はIT人材をはじめ、すべての分野の人材が不足しています。IT人材が高齢化する一方、IT業界からの人材流出により、IT人材不足そのものの希少性が高まることから、国内IT人材の単価も上がってくると予測されます。そうなるとコスト削減の実現は難しくなると考えられます。

⁂ 再委託がある

 前述のように、国内IT人材の確保が難しいため、委託先の企業がプロジェクトの一部を別の国内ベンダーまたオフショア開発会社に委託することもあります。この場合、システム開発における意識同一に時間的なズレが生じたり、意思決定が正確に伝わらないという場面もあり得ます。

2. オフショア開発

オフショア開発とは?

 オフショア開発とはソフトウェアや情報システム開発の一部または全体を海外の開発会社に委託するという手法です。オフショア開発の主な目的は大幅なコストを削減することです。

オフショア開発のメリット

⁂ 大幅なコストの削減可能

 日本と比較して、ベトナム、ミャンマーやインドなど発展途上国は人材豊富であり、人件費に関しては安いです。近年オフショア開発の委託先として人気を集めているベトナムの人件費は日本の1/3程度です。

出典:https://www.offshore-kaihatuinfo.com/offshore-tanka-souba/

出典:https://www.offshore-kaihatuinfo.com/offshore-tanka-souba/

そのため、オフショア開発は大幅なコストを削減することが期待できます。オフショア開発の単価はこちらへ

⁂ 人材確保が容易

 現在、日本は人材不足問題が深刻化しています。その一方、東南アジアや発展途上国は若年で高い技術力を持っている人材が豊富です。また、ベトナムをはじめ、東南アジアでは官民一体でIT人材の育成が行われており、知識豊富なIT人材がますます増えています。それらの国のオフショア開発を導入することで、優秀なIT人材を確保することが簡単になります。

オフショア開発のデメリット

⁂ 言語と商習慣の壁

 言語や商習慣が違うため、細かいニュアンスを伝えにくいや意識が統一しない場面もよくあります。オフショア開発先は日本語対応可能で技術や開発にかかわる知識を持っている人材がいないとコミュニケーションがなかなか取れません。また、お互いに相手の文化を理解しないと誤解を招きやすいです。

 しかし、日本に常駐する人材やブリッジSEを設けたオフショア開発先の企業なら、この問題が解決できます。

⁂ 管理の手間がかかる

 コミュニケーションが通じないことから意識を伝える間に色々な誤解が生じるかもしれません。また、開発中の進歩管理やトラブル時の対応などの手間もかかります。特に、開発中に誤解やトラブルを避けるため、事前に意識の統一をしっかりと確認したり、定期的に進歩や開発現状をレビューする必要があります。

3. DevSamuraiベトナムとは?

 オフショア開発会社DevSamuraiベトナムはGoogle Cloudパートナー、Sonatype パートナー、Solutionパートナーであり、日本と欧米の企業から高評価を得ております。DevSamuraiベトナムは企業様の悩みを理解し、それを解決することに誠心誠意取り組んでおります。

 ベトナムオフショア開発をはじめ、オフショア開発の各問題点を意識しながら、顧客に最良のウェブ・モバイルアプリ、業務システム、AR/VRやUI/UXなどのITソリューションとサービスをお手頃価格で提供しております。

DevSamuraiベトナムの開発事例はこちらへ

DevSamuraiベトナムは以下の強みを持っています:

⁂ 専門的な日本語対応可能の人材

DevSamuraiベトナムの中核人材は日本の大手企業で長年間BrSeやDMとして働いた人です。そのため、彼らはIT(情報技術)の専門知識が豊富で、日本語も日本文化も深く理解します。また、一般のエンジニアはハノイ工科大学やホチミン国家大学・技術情報大学の卒業生や国外の大手企業で働いたIT人材です。

⁂ 日本企業のスタイル、グローバル性格

弊社は世界中の国にオフショア開発サービスを提供し、社内でもグローバル性格、つまり各国の文化と言語を深く理解し、活用する企業文化を築くことに取り組んでおります。特に定期報告やチームワークなどの日本企業のスタイルをはじめ各国のビジネスマナーのコースを社内で頻繁に行っております。それに、デイリーミーティングといった小さなことから時間を守り、時間を貴重にする体制を備えています。

 

⁂ ソフトウェアの品質が高い

弊社のQAチームは7年以上ソフトウェアのテストを担当し、綿密にソフトウェアのバッグなどを見つけ、デベロッパーと共にバッグの修理に取り組んでいます。また、セキュリティを確保しながら、各チームがお互いに製品を検討し、テストできる体制も備えた結果、ソフトウェアのバッグを最大限に避けられます。

それに、DevSamuraiベトナムに入社する際、社員全員はセキュリティ確保原則についてのセミナーを参加されているため、ソフトウェア及び顧客に関する情報のセキュリティ確保について強く意識しています。

DevSamuraiベトナムはIT市場において日がまだ浅い企業であるといっても、プロフェッショナルな環境を作り、企業に利益をもたらすための、企業革新推進サポーターとして成長していきます。オフショア開発またはウェブ・モバイルアプリ、業務システム、AR/VR、UI/UXなどのITソリューションのコンサルティングや開発会社をお探しなら、DevSamuraiベトナムに、お任せください。

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